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四逆散

 
この記事を書いている人 - WRITER -
ツカダ マホ
薬剤師、国際薬膳師・国際薬膳調理師 現在は調剤薬局に勤務し、漢方内科の門前薬局に所属。 季節性で体調が悪くなったり、特にストレスを感じやすく友達はできやすいが、人間関係で揉めやすかった。 薬膳料理を深めていくと、意識して食材をとる事が増えたことで精神的にしんどくなることが減った。 薬膳料理を通し〜自分らしく、健やかに愛される人〜を増やせるように健闘していきたい。

投稿が遅くなりました…。

この時期の風邪は、しぶといですね。

のどの次は、咳がひどくなり、痰が絡みます。

またお腹の調子もよくないので、つらいです。

今日は、よく出る漢方シリーズでお送りします。

最近すごく処方が増えている漢方です。

~四逆散(しぎゃくさん)~

・構成生薬

今回のポイントは、気の巡りに関する生薬が多いことです。

柴胡・枳実(きじつ)は気の巡りにかかわります。

芍薬(しゃくやく)・甘草は気を補う生薬になります。

肝気の流れが悪くなることが原因になります。

五臓の図で整理しましょう。

今の時期は、五臓の“肺”が原因ですよね。

なので、咳の風邪が原因になりやすいとお話ししました。

肺を見てください。

肺から太い矢印をたどると、肝にたどり着きます。

肝の手前は、「脾」になりますね。

肺に影響が出ると、その前の脾にも影響が出てきます。

気の流れが悪化すると、脾・胃の働きが低下しやすくなります。

また、水の流れが悪くなるため、肺気が上昇して、気管支炎をおこしやすくなります。四肢の冷えにもつながります。

根本は、気の流れの悪化になるため、気の巡りを良くすることが大切になります。

・柴胡は、肝の気の流れを改善します。

・枳実は、胃の働きを整えます。

・甘草は、脾の働きを活発にします。

・芍薬は、肝・脾の働きを活発にします。

では、おすすめの食材を紹介します。

柴胡・枳実は気の巡りを改善する「理気類」になります。

甘草・芍薬は、気を補う(身体を元気にする)「補気類」になります。

「理気類」と「補気類」の組み合わせの料理は、

鶏そばです!

以前にも紹介していますよ。

そばは、「理気類」になります。

胃気を低下させるので、消化機能の促進作用があります。

鶏は、「補気類」でしたね!

気を下す効果があるので、肺気の上昇も抑えてくれます。

 

今回の症状で、さらにおすすめ食材は、ジャスミンです!

ジャスミンは、肝にいい食材になるため、肝の気を流す効果があります。

 

漢方が苦くて飲めなくても、薬膳なら、食事で改善することも可能です。

相談も承っておりますので、コメント等お待ちしております。

ツカコ

 

 

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薬剤師、国際薬膳師・国際薬膳調理師 現在は調剤薬局に勤務し、漢方内科の門前薬局に所属。 季節性で体調が悪くなったり、特にストレスを感じやすく友達はできやすいが、人間関係で揉めやすかった。 薬膳料理を深めていくと、意識して食材をとる事が増えたことで精神的にしんどくなることが減った。 薬膳料理を通し〜自分らしく、健やかに愛される人〜を増やせるように健闘していきたい。

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