エビと紫蘇の春巻き

だいぶ寒くなり、乾燥がひどくなってきましたね。

体を温めないといけないのに、冷たい食材や食べ物を食べていませんか?

今日は、冬支度の漢方を紹介します。

「温経湯」

おもに…。

・更年期障害で冷えを伴う

・手荒れ、湿疹、しもやけ

・不妊

に使われる漢方です。

下半身の冷えがポイントになります。

下腹部の冷えは、陽気の不足で冷えてきます。陽気は身体を温めるので、陽気が不足すると、冷えが起こります。とくに女性では子宮の気血の巡りが悪くなります。

気血の流れが悪くなると、古い血が体に残ってしまい、新しい血が作られなくなります。新しい血が作られない=血が不足する事になるので、臓器をめぐる気も不足してしまいます。

気血の巡りの悪化が腹痛、月経痛につながります。

血の巡りが悪くなるのは、子宮だけでなく皮膚にも影響します。

皮膚の栄養は、血になります。血が不足することで、手荒れ、しもやけの原因につながります。

気の巡りの悪化も、体を守る力も弱くなりますし、血の漏出を防ぐ働きもあります。

下半身の冷えは、上半身に熱がこもる原因になり、のぼせ、頭痛、不眠、手のほてりにつながります。陽気は上昇する性質だからです。

では治療は、

・陽気の不足を補う。

・気、血の巡りを良くすること。

この2点に注意してみてください。

 

今日の薬膳は、

~エビと紫蘇の春巻き~

食材は、エビ、紫蘇 になります。

 

エビは、助陽類になり、陽気を補う食材です。

腎陽を増強します。そして陽気を温めて、胃の働きを促進し食欲を増進してくれます。

正気を補うことで、皮膚や筋肉の毒を排出してくれます。

温性なので、体を温める食材になります。

 

紫蘇は、辛温解表類です。

紫蘇は、気の巡りを改善してくれる効果があるので、寒いときにおすすめの食材になります。また血流の改善におすすめです。

簡単なレシピで体を温めることができるので、ぜひ作ってみてください!

塚子(ツカコ)

 

鮭のちゃんちゃん焼き

今日は、女性が一番悩む「生理」

「生理」関係でよく処方される漢方のご紹介。

~桂枝茯苓丸~

ドラッグストアでも売られているので、比較的身近な漢方だと思います。

私も飲もうかなと思っている漢方なのですが。

・月経痛

・更年期障害の冷え、のぼせ、めまい、精神不安など

・皮膚炎、蕁麻疹なので皮膚疾患

などに用いられます。

女性が悩むのをすべて解決してくれそうな漢方なのですが。

ニキビで悩む方も服用されています。

原因は、下腹部の血流の悪さです。

桂枝茯苓丸=瘀血(おけつ)の改善と私は覚えています。

瘀血は、4つの特徴を覚えるように、国際薬膳師の試験の時にいわれました。

1、疼痛:痛む場所は同じで、針で刺すような痛み。触ると痛くなる。

2、紫紺:色が黒っぽい。顔色が暗い、爪が青黒い、あざなどができやすい。

3、腫塊:固まり。生理出血などの固まりの事。

4、出血:生理不順などの不正出血。血尿、血便等も入る。

血の流れが悪いことで起こります。

血と同じ動きをするも影響され、気の流れが悪くなります。

気の流れの悪化で、肩こり、のぼせ、手足の冷えの原因になります。

冷えることで、下腹部痛、月経痛が起こりやすくなります。

また、水の代謝も悪くなるので、めまいや頭重が起こりやすくなります。

水の代謝、血流の悪さが原因で皮膚疾患が起こる原因にもなります。

治療のポイントは、血流の改善ですが、どうやって改善するか。

・身体を温めてあげる。

・気の流れを良くしてあげる。

・水の代謝を促す。

この3つを今回は意識しました。

今日の薬膳の紹介

~鮭のちゃんちゃん焼き~

食材は、鮭・ジャガイモ・玉ねぎ・ほうれん草・コーン です。

バターを入れて、味噌バターにしてます。

 

治療ポイント1:体を温める作用

体を中から温める温裏類で、「鮭」を使っています。

鮭は、脾胃を温めて運化機能を高めます。そして胃の働きを調和します。

また、気を補う効果もあるので臓腑の働きを高めてくれます。

 

治療ポイント2:気の流れを改善する。

理気類である、玉ねぎを使用しています。

よく使っているので、過去の記事を参考にしてみてください。

 

治療ポイント3:水の代謝を改善する。

利水滲湿類である、トウモロコシを使用しました。

浮腫み取りですね。トウモロコシは、利尿作用で余計な熱を取り除く効果があります。

瘀血では、余計な熱が発生してしまいます。なので、余分な熱を取り除くのに使いました。

生理の辛さも、薬膳で気分を変えてみましょう!

では。

塚子(ツカコ)

金針菜の炒め物

今日は、漢方の紹介ではなく薬膳ならではの食材を紹介します。

・金針菜

中華料理ではよく用いる食材です。

生では有毒なので、火を通していただきます。

日本では、よく乾燥した金針菜が売られています。

なぜ、この食材にしたか…。

実は、ここ数日胸痛に悩まされているんです。

突然、みぞおちのあたりが、刺すような痛みがあり、痛みで息が苦しくなるくらいの痛みがありました。

生理前のこともあり、姿勢が悪かったのかなと思ったのですが、あまりにも突然来たのでびっくりしまして。

実はその痛みが起こった時、かなりのストレスを抱えていて、精神的にもしんどい状況でした。

姿勢だけではなく、ストレスからくるものかもしれないなと思い、この食材を選んだわけです。

 

中医学の診断では、「血瘀阻滞症」だと思います。

おもな症状は、胸あるいは頭が刺すように痛む。部位も固定しており夜に重くなる。

胸の痛みが起こった時も、実は夜だったんです。

原因としては、寒くなったことで寒邪が侵入し、心の陽気が低下してしまうことで、体が冷えてしまいます。

それにより、血・気の巡りが悪くなることで痛みが起きてしまいます。

治療としては、

・気、血の流れを改善すること。

これが一番です。

精神的に来ているということは、気の流れが悪くなっている証拠ですからね。

 

では、今日の薬膳。

~金針菜の炒め物~

食材は、金針菜、豚肉、キャベツ、黒ゴマです。

金針菜は、「利水滲湿類」です。

熱を取り除き、利尿作用により浮腫みを取り除きます。

金針菜の別名が、「忘憂」といい、元気がなく憂鬱な時に効果的と言われています。

日本では乾燥しているものが多く、中国からの輸入品が多いと思います。

なので、2時間ほど水で戻して使うのですが、30分ぐらいで水が黄色になってしまうので、30分ごとに交換すると色が抜けるます。

それから用いましょう。味もほぼないので、なんでも料理に使えますよ!

今回、心が悪くなっているのですが、心だけ改善するのではよくありません。

五臓の流れで、心のは腎の影響を受けます。

腎に良いもの。それは滋陰類です。

ポイントは、黒ゴマ

黒ゴマには、肝と腎を滋補してくれます

腎は、心に影響してくる、「腎と肝」の両方を養ってくれるので、用いました。

キャベツの補気作用、豚肉の潤す作用も忘れずに用いていますよ。

食べてから少し時間がたつと、気が楽になり肩の力が抜けてきました。

少しづつですが、胸痛も楽になっています。

ぜひ金針菜使ってみてください!

塚子(ツカコ)

 

 

 

トマト鍋

ご無沙汰になってしまいました。

風邪を引きかけ、体力も少し落ちていたのかしんどい時が多くなりまして、更新が遅れてしまいました。

紹介したい薬膳は沢山あるのに、ごめんなさい。

風邪を引くとき、私は必ず「のど」から来ます。

私は、「のどが痛むな」と感じれば、ひどくなることが多いので、薬膳でひどくならないようにしました。

のどの風邪を引かれる方が多いので、今日はそんなときによく出る漢方から紹介します。

 

「小柴胡湯加桔梗石膏」

 

 

基本は、小柴胡湯になります。

小柴胡湯は、気管支炎や湿った咳、吐き気を伴う風邪、長引いている風邪、扁桃炎、リンパの腫れや炎症症状など、幅広く使われる漢方になります。

 

原因は、体表の奥に寒が侵入するためです。

体表の気の巡りが悪くなって、悪寒がしだしたり。

気の流れを悪くするため、肺気が上昇し、のどに痛みが出てきたり。

脾の働きを低下させるので、気を生産できなくなり、疲労や食欲不振が起こったり…。

いろいろな症状に用いられる小柴胡湯。

 

その小柴胡湯に加えたのが、「桔梗石膏」という漢方です。

 

咽頭が腫れて痛む、扁桃炎や扁桃周囲の炎症に用いられます。

肺の気が上昇すると、肺に熱が発生してのどの痛みにつながります。

今回は、のどの風邪に注目しているので、治療としては、

・肺の機能を正常にする。

・のどの熱をとる。

この2つのポイントが大事になります。

そのポイントを押さえた薬膳料理を紹介します。

 

~トマト鍋~

食材は、鶏肉・キャベツ・玉ねぎ・人参・ジャガイモ・トマト・マイタケになります。

まずは、トマト。トマト缶を使ってスープを作っています。

味付けは、塩・胡椒・チキンスープです。

清熱類の分類になり、身体の熱をとる食材です。

冷たいものだと、体を冷やしてしまうので、トマト鍋にして熱々にしたわけです。

津液を生み出し、乾燥を防いでくれるので、乾燥が嫌いな「肺」にはおすすめです。

また、お腹の調子も整えてくれるので食欲不振にもおすすめです。

 

鶏肉・キャベツ・人参・ジャガイモ・マイタケは、気を補う食材「補気類」になります。

風邪を引いているのでね。しっかり気を補うことが大切です。

その中でもポイントなのが、鶏肉です。

のどが痛む時、肺の気の流れは逆上しています。

つまり、気の流れを下げないといけないんです。そこで一役買ってくれるのが、鶏肉なんです。

鶏肉には、気を降ろして逆上を止める作用があります。

この2つの食材を使って、アレンジしてみてもいいと思います。

私は、この鍋のおかげで、次の日からのどが痛くなくなりましたよ。

のどの予防にぜひ作ってみてください!

塚子(ツカコ)

 

 

海老とニラの水餃子鍋

だいぶ寒くなってきましたね。

昨日は、自転車で帰るのが本当に辛かった。

24節季では、もうすぐ立冬です。冬の始まりです。

気温差が大きいので、暖かくしましょうね。

今日は、体を温める漢方を紹介します。

「真武湯」

冬は、五臓において“腎”が影響してきます。

腎が冷えてしまう、すなわち腎の陽気が不足してしまうことで、腎そのものの機能が落ちてしまったり、脾が冷えてしまう原因にもなります。

腎は、水の代謝に関わる五臓です。

腎臓がそうですよね。体のろ過の機能を担っているとても大切な臓器です。

五臓の腎も水の働きに関わり、成長にも関わる臓器になるため、腎が冷えることで水の代謝が悪くなってしまいます。そのため、尿量が低下してしまう恐れがあります。

また、脾も冷えてしまいます。

腎の相剋の関係である、脾に影響するためです。

脾が冷えることで、脾胃の働きが低下し、気の生成が低下してしまいます。

また、脾胃に湿がたまりやすくなるため「心」の働きも低下しやすく、皮膚にも影響し蕁麻疹や湿疹等に影響しやすくなります。

治療のポイントは、

・腎に陽気を補う

・脾胃の湿をとってあげる。

・脾胃の働きを整えてあげる。

この3点を意識しましょう。

 

今日の薬膳は、

~エビとニラの水餃子鍋~

水餃子がうまく取れてないのですが…。

水餃子の種が、ニラ・エビ・豚のひき肉

鍋の具材として、白菜・浅利

 

・エビ(助陽類)

陽気を補う食材です。

陽気を温め、胃の働きを促進し食欲を増進します。また、正気を補い、毒を皮膚や筋肉から排泄する効果があります。

そのため、冷え性や食欲不振に効果があるのはもちろんですが、皮膚の化膿にも効果がある食材になります。

 

・ニラ(温裏類)

体の中から温める食材です。

陽気を温めることで、体の冷えを取り除きます。また、活血作用もあるので、血の滞りを改善してくれます。

 

・浅利(化痰類)

痰を取り除く分類です。

体の熱を取り除く効果もありますが、身体を潤してくれるので、乾燥にはピッタリです。

 

・白菜(清熱類)

熱を取り除く分類です。

イライラを改善してくれる効果があります。消化不良にもおすすめです。

 

~作り方~

豚肉は、ミンチで。

ニラを細かく切り、エビは下処理をして細かく切りましょう。

ミンチの豚肉とニラ、エビを入れて混ぜます。

味付けは、紹興酒、しょうゆ、塩・胡椒 です。

餃子の皮で包んでいけば、出来上がります。

鍋のだしは、紹興酒のみです。

付けダレで、しょうゆ・豆板醤のたれを作りました。

体が温まる一品です。

変わり種の鍋になります。体もお腹もぽかぽかに。

ぜひ参考に作ってみてください!

塚子(ツカコ)