クリスマス薬膳①

大変お待たせしました。
仕事が大変で、なかなか薬膳が作れず…。
クリスマスとのことで、クリスマス薬膳を紹介しようと思います。
スペシャル記事になります!
ポイントとしては、仕事の疲れや気温差での体調の崩しやすさ、インフルエンザがピークに向かっているので体を強くするのを目的にしています。
4品を紹介するので、2つずつに分けます。
一品目
~ほうれん草のスコッチエッグ~
綺麗な緑色が出ました。
食材は、ほうれん草、牛肉、卵です。
1、ほうれん草は「補血類」になり血を補います。
血虚になると貧血の症状なのですが、不眠にも作用してきます。
血にかかわる五臓が心になるので、心の働きが低下することが原因です。
働きすぎてしんどいのも「心」の作用が低下しているので、ぜひ血を補うことを意識してみてください。
ただし、ほうれん草は体を冷やす性質があるので、冷え性の人は食べ過ぎ注意です。
2、牛肉は、「補気類」で、気を補う作用です。
牛肉も血を補う作用も併せ持ちます。
疲労、めまい、浮腫みにも効果があります。
3、卵は、「滋陰類」で、体を潤す作用と熱をとる作用があります。
体を潤す効果があり、のどの痛みに効果があります。風邪を引いてのどが痛くて声が出せないときなどにおすすめです。
また、卵にも血を補う作用もあります。(胎児を安定させる効果があり、流産等を予防する効果があります。)
精神不安にも効果があります。
<作り方>
ほうれん草をフードプロセッサーで細かくし、牛ミンチに混ぜてハンバーグの元を作ります。
あらかじめ卵はゆで卵にしておいてくださいね。
ほうれん草のタネにゆで卵を包みます。パン粉をつけてあげれば完成です。
二品目
~ラザニア~
食材は、トマト、レンズ豆、牛肉、パスタ(小麦)です。
1、トマトは、「清熱類」で、熱をとる分類です。
食欲不振に効果が高いんです。また乾燥も防ぐ効果があります。
体を冷やすので、食べ過ぎには注意してください。
忘年会続きで、消化が衰えている時はおつまみに!
2、レンズ豆
ごめんなさい…。分類がわかりません。
レンズ豆には、ミネラルが他の豆に比べて多いので、薬剤師としてミネラルの話を書きます。
レンズ豆に含まれるミネラルで多いのが、鉄・カリウムが多いのが特徴です。
カリウムの多さが、ポイントです。
細胞には、ポンプという通路があります。
この通路で、ナトリウムとカリウムが細胞の外と中で入れ替えています。
細胞の外に多いのが、ナトリウム。細胞の中に多いのがカリウムです。
交換する数が平等だといいのですが、数が違います。
ナトリウムは3つ、カリウムは2つです。これでバランスを取りますが、塩分が多い食事では、ナトリウムが多くなりカリウムが不足してしまいます。なので、カリウムをとることが、大事なんです。
なので、カリウムが多い食材を使うがおすすめです。
レンズ豆、ぜひ使ってみてくださいね!
3、パスタ(小麦)
小麦はトマトと同じ「清熱類」です。
小麦は、熱を取り除く効果でイライラを改善する効果があります。
小麦も血を補う効果があるために、精神を安定させてくれます。
また、脾胃を元気にする効果もあるので下痢などにもおすすめです。
まずは、2品でご紹介。次に進みます!
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