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梅雨の寒さを改善する薬膳

 
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ツカダ マホ
薬剤師、国際薬膳師・国際薬膳調理師 現在は調剤薬局に勤務し、漢方内科の門前薬局に所属。 季節性で体調が悪くなったり、特にストレスを感じやすく友達はできやすいが、人間関係で揉めやすかった。 薬膳料理を深めていくと、意識して食材をとる事が増えたことで精神的にしんどくなることが減った。 薬膳料理を通し〜自分らしく、健やかに愛される人〜を増やせるように健闘していきたい。

目次

あいさつ

はじめまして。

薬剤師・国際薬膳師のツカダマホです。

いよいよ梅雨になりましたね。じめじめしたり、雨が降ると寒くなったり。

今日のテーマは寒さによる薬膳です。

 

 

梅雨の冷え

雨がふり、気温が下がると冷えやすい方多いと思います。

特に手足が冷えることないですか?

中医学でいう冷え性は「陽虚証」に属することが多いです。

主症状は、四肢・腰・お腹の体の冷え。ときに疼痛を伴います。

温めると楽になりますが、ひどくなると頭痛・肩こり・精神不安・疲れ・動悸・息切れなどが起こりやすくなります。便は下痢になることが多いです。

梅雨の時期に頭痛が多くなってしまう方、冷え性が原因の可能性もあります。

 

 

中医学で考えられる冷え性とは。

、生まれつき 心・脾・腎の陽が足らず、虚弱体質、あるいは病気が原因で陽虚証となる。

、生活環境の影響、飲食不節などが原因(体を冷やす食べ物を好んで食べることも)となり、体内に寒邪がたまり冷えがみられる。

、気滞血瘀により、全身に気血が行き渡らず、気の作用の一つ「温煦作用」が失調するために冷えの症状が現れる。

、血虚により、血瘀(血の流れが悪い)となり、血行が悪くなり、四肢末端まで血液が行き渡らず、冷えが起こる。

 

冷え性の薬膳のポイント

冷え性は、陽虚が原因です。気が不足すると体を温める作用が低下し、また血の流れも同時に悪くなります。

ポイントは、

1、温陽散寒

2、理気(気を流す)

3、補血(血を補う)

4、補気(気を補う)

5、活血(血を流す)

この4つを意識することが重要です。

そこまで難しいと思われるなら、まずは、補気・補血・体を温める食材を使いましょう。

 

今日の薬膳

 ・エビチャーハン

食材:エビ、米、(卵、レタス)

 

 ・とりチリ

食材:鶏肉、ピーマン、人参、玉ねぎ、にんにく

 

食材のポイント

・エビチャーハン

エビ:助陽類

温性/肝・腎・脾・肺

補腎壮陽:勃起不全、腰・膝の痛み、冷え

温陽開胃:胃痛、食欲不振

托毒通乳:口瘡、癰瘡腫毒、母乳分泌不足

 

:補気類

甘味/脾・胃

補中益気・健脾和胃:食欲不振、嘔吐、胃腹脹満、むくみ、下痢

精神不安・イライラ・口渇にも効果がある。

 

・とりチリ

鶏肉:補気類

温性/甘味/脾・胃

補中益気 脾胃虚弱、消渇、食欲不振、下痢

補精添髄 虚弱体質、四肢無力

降気止逆 咳、げっぷ、しゃっくり

 

ピーマン:温裏類

熱性/辛/心・脾

温中散寒 脾胃虚寒による冷痛、嘔吐下痢

開胃消食 食欲不振、消化不良

 

人参:養血類

甘味/肺・脾・胃・肝

養血明目益肝 血虚による目の乾燥、かすみ、視力低下

斂肺止咳 咳、咳痰

健脾化滞 脾虚の食欲不振、下痢、便秘

 

玉ねぎ:理気類

温性/辛味/甘味/脾・胃・肺・心

健脾理気 食欲不振、腹脹、下痢

和胃消食 宿食下消、げっぷ、吐き気、胃もたれ

発表通陽 発熱、悪寒

 

にんにく

温性/辛味、甘味/脾、胃、肺、大腸

健胃止痢 食欲不振、消化不良、下痢

 

 

まとめ

私自身、むくみがひどく、下腹部がものすごく冷たかったです。原因として子宮が冷えてしまっていたから。

その時に、補気、補血を意識すると、改善してきました。

漢方なら、「補中益気湯」を使うと冷えが改善したりします。

食べ物からでも改善してきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

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ツカダ マホ

 

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薬剤師、国際薬膳師・国際薬膳調理師 現在は調剤薬局に勤務し、漢方内科の門前薬局に所属。 季節性で体調が悪くなったり、特にストレスを感じやすく友達はできやすいが、人間関係で揉めやすかった。 薬膳料理を深めていくと、意識して食材をとる事が増えたことで精神的にしんどくなることが減った。 薬膳料理を通し〜自分らしく、健やかに愛される人〜を増やせるように健闘していきたい。

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