今日は、漢方の紹介ではなく薬膳ならではの食材を紹介します。
・金針菜
中華料理ではよく用いる食材です。
生では有毒なので、火を通していただきます。
日本では、よく乾燥した金針菜が売られています。
なぜ、この食材にしたか…。
実は、ここ数日胸痛に悩まされているんです。
突然、みぞおちのあたりが、刺すような痛みがあり、痛みで息が苦しくなるくらいの痛みがありました。
生理前のこともあり、姿勢が悪かったのかなと思ったのですが、あまりにも突然来たのでびっくりしまして。
実はその痛みが起こった時、かなりのストレスを抱えていて、精神的にもしんどい状況でした。
姿勢だけではなく、ストレスからくるものかもしれないなと思い、この食材を選んだわけです。
中医学の診断では、「血瘀阻滞症」だと思います。
おもな症状は、胸あるいは頭が刺すように痛む。部位も固定しており夜に重くなる。
胸の痛みが起こった時も、実は夜だったんです。
原因としては、寒くなったことで寒邪が侵入し、心の陽気が低下してしまうことで、体が冷えてしまいます。
それにより、血・気の巡りが悪くなることで痛みが起きてしまいます。
治療としては、
・気、血の流れを改善すること。
これが一番です。
精神的に来ているということは、気の流れが悪くなっている証拠ですからね。
では、今日の薬膳。
~金針菜の炒め物~
食材は、金針菜、豚肉、キャベツ、黒ゴマです。
金針菜は、「利水滲湿類」です。
熱を取り除き、利尿作用により浮腫みを取り除きます。
金針菜の別名が、「忘憂」といい、元気がなく憂鬱な時に効果的と言われています。
日本では乾燥しているものが多く、中国からの輸入品が多いと思います。
なので、2時間ほど水で戻して使うのですが、30分ぐらいで水が黄色になってしまうので、30分ごとに交換すると色が抜けるます。
それから用いましょう。味もほぼないので、なんでも料理に使えますよ!
今回、心が悪くなっているのですが、心だけ改善するのではよくありません。
五臓の流れで、心のは腎の影響を受けます。
腎に良いもの。それは滋陰類です。
ポイントは、黒ゴマ。
黒ゴマには、肝と腎を滋補してくれます。
腎は、心に影響してくる、「腎と肝」の両方を養ってくれるので、用いました。
キャベツの補気作用、豚肉の潤す作用も忘れずに用いていますよ。
食べてから少し時間がたつと、気が楽になり肩の力が抜けてきました。
少しづつですが、胸痛も楽になっています。
ぜひ金針菜使ってみてください!
塚子(ツカコ)
薬膳で改善できてよかったですね。
私は気滞血瘀です(-_-;)
金針菜、探してみます(^^♪
金針菜、ネットでも売られていますよ!
まったく味がしないので、おすすめです!