今日は、貧血に有名な漢方の紹介です!
「四物湯」
冷え性・月経不順・更年期障害、産前産後の体力回復、皮膚疾患などに使われます。
原因は、蔵血の基本である五臓の「肝」の血が少なることで起こります。
血が作られなくなると、血を流せなくなります。血脈に関する五臓は「心」です。心の血も少なるのため、高血圧・月経過多が起こりやすくなります。
心の血が少なるだけではなく、全身の血も減少します。そこで生理不順・貧血が起こりやすくなります。
皮膚の栄養も血なので、血の不足で皮膚が乾燥したり、しもやけ、シミなどの原因になります。
また、血の流れが悪くなることで、月経痛や冷え性・疲労なども起こりやすくなります。
では、構成生薬を見ていきましょう。
当帰・芍薬・川きゅう・地黄 です。
当帰・地黄・芍薬が、肝血を補います。
川きゅうが・当帰が、血の流れを良くします。
食材としても手に入りやすいのもなので、煎じて服用することも可能です!
すべて、1:1:1:1で構成されています。
私は、使いやすい食材で薬膳を作りました!
・シーフードカレー
ホタテ、エビ、イカ、ニンジン、玉ねぎが食材です。
以前にも紹介している食材ですが、血を補う視点で説明しますね。
血を補う効果の食材は、ニンジンとイカです。どちらも血を補うことができる、「補血類」になります。
ニンジンは、肝血を補う効果があります。また、脾の働きにも効果がありました。消化を促進してくれる食べ物になります。
イカは、陰血を補うことができます。
本当は、タコも入れたかったのですが…。買い忘れてしまいました💦
タコも、血を補う作用があるので、タコも入れてのがっつりシーフードがおすすめです!
また、収斂効果があり、皮膚を新しく作り出す作用もあります。
本当は、血を流す食材でおすすめなのが、青梗菜や酢などですが、カレーに難しかったので、玉ねぎを加え、気を流す効果にしました。
なぜなら、血と気は一体なので、気の流れがよくなれば血も流れてくれるからです。
今回のカレーは、カレー粉で作りました。カレー粉だけならめっちゃ辛くなり、はちみつを入れて甘さを加減したのに、それでもスパイスの辛さがすごくて。
大人の辛さですね。私は、市販のルーが好きですけど。
カレー粉には、気を流す陳皮が入っていたので、今回のカレーはカレー粉だけで味を調えました。市販のルーでも大丈夫ですよ!私は、食べやすいように市販のルーにします 笑。
簡単なカレーで、美容効果・冷え、貧血効果があるなんて、薬膳ならでは!
ぜひ、作ってみてください。
塚子(ツカコ)