今日は、最近よく出る漢方について書きます!
タイトルの「中暑」。
これは、中医学で夏バテ・夏負け・熱中症等を言います。
今日は、24節季で大暑です。
一番暑い季節ということです。
確かに暑すぎた…。
最高気温が41.1度でしたっけ?
異常すぎますよね。
今でも覚えている話があります。
私自身、小学校の時に、水泳の選手育成コースに入っていました。
コナミに所属していました。
盆の時期に、1週間、親元離れて合宿に行くんですね。
小学校3年生から強制参加だったのですが、小学校4年生に上がると、ビジネスホテルで一人部屋。
水着の洗濯等も全部自分。その当時なんてスマホなんてないし、携帯を持つことなんてなかった時代ですから、親と連絡することもできなかったんです。
毎日朝練・夕練があり、1日の泳ぐ距離が大体10km。
小学校6年生の時、身長も小さく、練習がきつすぎてついていけなくて、やり直しをさせられてしまいました。
おかげで、熱中症で倒れ意識を失いました。
その当時も暑かったですけど、それ以上に気温が上昇しすぎていて危険です。
さらに胃腸のバテで、“気” が作れないので、余計に身体の元気がなくなることで、熱中症になりやすくなります。
なんでいつも、脾・胃を大切にしてくださいと話しているか。
湿気が原因です。
湿は、五臓の脾にかかわります。
日本の夏が、湿気が高いことが原因で脾・胃の働きがうまくできなくなります。
また、夏は津液の消耗が激しくなることで、血が濃縮され、心の働きがしんどくなるために、動悸やめまいが起こりやすくなるということです。
なので、脾・胃を大切にし、身体を潤してくださいと散々言ってるです。
最近よく出る漢方「胃苓湯」。
暑さと湿気が合わさることで起こる、~暑湿侵入~
体内で暑さと湿気が合わさり、停滞することで微熱が続きます。
頭が重かったり、倦怠感、悪心・嘔吐、下痢や軟便が起こる原因にもなります。
暑さと湿気をうまく除くことが大切になります。
「胃苓湯」は、
脾・胃に停滞する湿を改善する~平胃散~に、水の停滞を改善する~五苓散~が合わさったものになります。
では、薬膳になると。
理気類と利水滲湿類を合わせました。
カテゴリーの“イライラ等が気になる方へ”、“浮腫みが気になる方へ”の食材の組み合わせです。
玉ねぎ(理気類) トウモロコシ(利水滲湿類)
が比較的食べやすいかなと思います。
スープの具材におすすめなので、トマトスープにしてみるのもいいと思います。
今回は視点を変えて、漢方から話しています。
熱中症対策に役立ててくださいね!
ツカコ