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乾燥から体を守る秋の薬膳

 
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ツカダ マホ
薬剤師、国際薬膳師・国際薬膳調理師 現在は調剤薬局に勤務し、漢方内科の門前薬局に所属。 季節性で体調が悪くなったり、特にストレスを感じやすく友達はできやすいが、人間関係で揉めやすかった。 薬膳料理を深めていくと、意識して食材をとる事が増えたことで精神的にしんどくなることが減った。 薬膳料理を通し〜自分らしく、健やかに愛される人〜を増やせるように健闘していきたい。

目次

あいさつ

 

こんにちは。薬膳料理研究家 ツカダマホです。

告知が直近になり申し訳なかったのですが、9/3、10 (火)とラジオが放送されました。

薬膳についての思いや、今後していきたいことなど私の想いを話させていただきました。

とっっても楽しいラジオになっていたかなと思います。

 

さて、今日は…。

暑い日がまだまだ続き、秋なんて感じられないと思うところですが!

朝晩の寒暖差が大きくなり、乾燥した風が吹いてきています。

風邪の症状も変わってきています。

咳が多くなり、ひどくなると気管支炎も起こりやすくなります。

今日は、風邪の症状だけでなく、美容の大敵の「乾燥」のお話です。

 

 

五臓「肺」の働き

 

「肺」はとってもデリケートな臓器です。

乾燥を嫌い、清潔でないと嫌がります。肺は直接外の外気に触れる臓器だからこそ、大切にしていただきたいものなんです。

 

<呼吸と気を司る>

五臓の肺は、体内の濁気(汚れているもの)を吐き出し、自然の綺麗な清気を吸入して身体の気体の交換を行い、“宗気”を作り出します。
作られた宗気は、心と肺の働きで全身に巡ります。
この働きにより、呼吸を正常に保ち、気の出入りや血流を調節し、五臓の気の流れを正常に保つ事で、生命活動を働かせ、維持します。

 

<肺の宣発(せんぱつ)と粛降(しゅくこう)>

宣発は、栄養物質を全身に巡らせて、身体を守ります。
粛降は、新鮮な空気を取り込んで宗気を作り、全身に巡らせ、また呼吸器官の老廃物を取り除きます。
水の流れにも関わり、臓器を潤しながら水を腎に運び、尿を作って出す働きを司ります。

(概要から抜粋)

 

肺の働きを正常に保たないと、体に気や血を巡らせることができず、体の中が汚れていきます。

また、皮膚状態にも関わるので、皮膚の状態も悪化します。

 

 

秋にオススメの薬膳

9月22日に、薬膳料理教室を開催しました。

その時に作った料理です!

 

鶏肉を使った自家製ハム、梨ジンジャーソースとともに

自家製ハム:鶏肉、パセリ、塩・胡椒

梨ソース:梨、生姜、醤油、油