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カキと豚肉のプロシェット

 
この記事を書いている人 - WRITER -
ツカダ マホ
薬剤師、国際薬膳師・国際薬膳調理師 現在は調剤薬局に勤務し、漢方内科の門前薬局に所属。 季節性で体調が悪くなったり、特にストレスを感じやすく友達はできやすいが、人間関係で揉めやすかった。 薬膳料理を深めていくと、意識して食材をとる事が増えたことで精神的にしんどくなることが減った。 薬膳料理を通し〜自分らしく、健やかに愛される人〜を増やせるように健闘していきたい。

投稿が遅くなりました。

仕事と両立しているため、思うように投稿が進まず、楽しみにしている方には、申し訳ない状態です。

さて…。

今日の漢方は、「当帰飲子」です。

皮膚科の門前で働いているので、乾燥してきている方が目立ってきました。

私はいつもお風呂上りに、ハトムギ化粧水を身体の保湿で使用しています。ハトムギは化膿に効果があるため、蕁麻疹が起こりやすい私には、本当に重宝しています。

「当帰飲子」の処方が増えてきたなということは、乾燥の季節になったということです。

この当帰飲子は、ほとんどが湿疹やかゆみの場合で適応になります。

炎症が起こっている肌ではなく、カサカサの状態です。

原因は、「血の不足」から起こります。

血が不足することで、皮膚が養われず、体表から邪気が入り込むことで、乾燥や湿疹、かゆみが起こりる原因になります。

血が作られる場所、「肝」なのですが、血はもともと“陰”の作用があります。

しかし、血が不足することで、“陽”が過剰になり熱が生じるようになります。

肝の熱が原因で、「内風(ないふう)」と呼ばれる風が起こります。猛暑の熱波みたいな風をイメージしてください。

内風の主な症状は、頭のあたりで起こりやすい、めまい・痙攣・震え・しびれ・イライラ等です。

この内風が原因で、体表に移ると蕁麻疹や湿疹が起こりやすくなり、かゆみも伴います。

治療のポイントは、

・血を補うこと

・内風を抑えること

・体表の邪気を追い払うこと 

になります。

 

では、当帰飲子を参考にした薬膳

~カキと豚肉のプロシュット~

食材は、カキ・豚肉 です。

食材のポイントは、カキです。

カキの殻、「牡蠣(ぼれい)」は漢方になります。

分類は、平肝熄風類(へいかんそくふう)になります。

難しい言葉ですが、内風を押さえてくれる分類になります。

 

カキの殻を調理するのは難しいので、身での料理になります。

カキは、滋陰類になります。

・陰液を滋養し、血を養います。

・心血を補い、精神を安定させます。

・熱を取り除き、毒を排泄させます。

ほてり・のぼせ・心神不安等に効果があります。

亜鉛が多いため、貧血予防にもなります。

豚肉も同じ分類なので、潤いを与えてくれる食材です。

この組み合わせなら、乾燥対策に良いなと思い紹介させていただきました。

<作り方>

カキの下ごしらえをしたら、片栗粉をまぶして豚肉をまいていきます。

油を引いたフライパンに並べて、しっかり火を通してくださいね。

ノロウイルスが怖いので。塩・胡椒で味付けしたら完成です。

最近では、下ごしらえ済みのカキが販売されいるので、簡単に調理しやすくなっています。

これからの旬のカキを取り入れて、潤いのある肌を目指しましょう!

 

塚子(ツカコ)

 

 

 

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薬剤師、国際薬膳師・国際薬膳調理師 現在は調剤薬局に勤務し、漢方内科の門前薬局に所属。 季節性で体調が悪くなったり、特にストレスを感じやすく友達はできやすいが、人間関係で揉めやすかった。 薬膳料理を深めていくと、意識して食材をとる事が増えたことで精神的にしんどくなることが減った。 薬膳料理を通し〜自分らしく、健やかに愛される人〜を増やせるように健闘していきたい。

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